PsLing(ピースリング)は、日本発のオーダーメイド・ベビースリングブランド。美しさと機能性を兼ね備えたデザインで、赤ちゃんとの大切な時間をより豊かに。NYの直営店時代から続く信頼と実績を、あなたの抱っこに届けます。
スリングとは

お産の現場から生まれた、やさしさ
私たちのスリング(抱っこ紐)が生まれたきっかけは、遠い国の、あるお産のお部屋での出来事でした。日本では、生まれたての小さな赤ちゃんは、大切に保育器の中で守られるのが一般的かもしれません。でも、必要なものが少ない国々では、ママや家族のあたたかい腕で抱っこすることが、近年とても大切にされているんです。
その時、一枚のやわらかな布が、まるで魔法のように、赤ちゃんを優しく包み込む抱っこ紐として、たくさんのママと赤ちゃんを支えていました。この心ふれる光景が、私たちのスリングづくりの、一番最初の想いなのです。
生まれたての小さな手から、あんよが始まる頃まで
私たちのスリングは、生まれたばかりの小さな赤ちゃんから、3歳くらい(体重15〜16kgまで)のお子さんを、ふんわりと抱っこできる袋状の抱っこ紐です。赤ちゃんをママやパパのすぐそばで優しく包むことで、言葉にならない気持ちも通じ合い、親子の特別な絆を、より深く、あたたかく育んでいくお手伝いができます。
のびのび、安心して、世界とつながる
赤ちゃんがのびのびと手足を動かせるように、このスリングは、幅が1メートル以上もある、ゆったりとした布でできています。抱っこしているママやパパは、赤ちゃんが見せる小さなサインや動きを、いつでもすぐに感じ取ることができ、だんだんとその気持ちがわかるようになるでしょう。
赤ちゃんも、自分の合図をちゃんと受け止めてもらえることで、不安な気持ちが和らぎ、もっと安心して、色々なことを伝えようとしてくれます。このような、かけがえのない親子の絆を育む「アタッチメント・ペアレンティング」。私たちのスリングは、その大切な時間を、そっとサポートするためにデザインされた道具なのです。
「ただ運ぶ」だけじゃない
おしゃれも、お出かけの計画も、赤ちゃんを迎える前から大切にしてきた気持ちは、ずっと持ち続けてほしい。だから、私たちのスリングは、よくある育児用品というより、もっと自由で、あなたらしいファッションの一部になるようにと考えました。
からだを大きく包むスリング全体のシルエットは、テールと呼ばれる、リングからふわりと垂れる部分まで含めて、見た目の美しさを大切にしながら、もちろん安全性と使いやすさも追求しました。授乳の時のそっとした目隠しになったり、お日様の光や冷たい風から赤ちゃんを守ってあげたり。そんな、あると嬉しい機能も、自然なデザインに溶け込んでいるんです。
「アタッチメント」って、あったかい繋がり
赤ちゃんとの、ふたりの物語
ママは、生まれたばかりの小さな我が子に、自然と近づきたい気持ちでいっぱいになります。抱っこしたり、優しく包み込んだり、ミルクをあげたり… これは「母子アタッチメント」と呼ばれる、ママの深い愛情のあらわれなんです。
そして、赤ちゃんも、生まれたときから、そのあったかい愛情をママから引き出す力を持っているんですよ。それは人間だけじゃなく、動物の赤ちゃんにも言えること。赤ちゃんが見せる、あの愛らしい笑顔や小さな仕草のひとつひとつが、親子の絆を深める、かけがえのない宝物なんです。
スリングで、いつもそばに
スリングで赤ちゃんを、まるで一枚のやわらかなお洋服のように、優しく身につけると、お互いのぬくもりがより近くに感じられます。それが、親子のあったかい繋がりを育む「アタッチメント・ペアレンティング」の、そっとした応援になるかもしれません。
今でも多くの国では、赤ちゃんをいつもそばに感じる暮らしが、ずっと続いています。でも、日本やヨーロッパ、アメリカのように、ベビーカーやベビーベッドが広まったことで、赤ちゃんとの密着が少し減ってしまった国があるのは、ちょっぴり寂しいことかもしれません。
心と心をつなぐ、ふれあい
まぁるい袋の形をしたスリングは、赤ちゃんが手足を自由に動かせる、安心できる場所。ママは、そんな赤ちゃんからの小さなサインをいつも感じているうちに、「あっ、こうしたいのかな?」って、だんだんわかるようになるんです。
赤ちゃんも、自分の気持ちがちゃんと伝わるってわかると、不安な気持ちが小さくなって、もっと色々なことを教えてくれるようになります。そんな風に、心と心が通じ合う瞬間こそが、親子の特別な絆の始まりであり、ずっと大切にしたい宝物なんです。
第2の子宮としてのスリング

スリングは、もうひとつの、あったかいおうち
まぁるい袋の形をしたスリングは、赤ちゃんにとって、ママのおなかの中にいた頃のような、安心できる場所。「外の、もうひとつの子宮(セカンド・ユーテラス)」として、生まれたばかりの小さな赤ちゃんのために、そっとデザインされました。
ゆらゆら、心地よい揺れ
私たちの体の傾きを感じ取る、特別な神経「前庭神経」。おなかの中にいる赤ちゃんは、いつもゆらゆらと動いているママの子宮の中で、この神経が心地よく刺激されています。
ママのリズムを、もう一度
赤ちゃんがおなかにいた期間と、生まれてからの時間を合わせて、約18ヶ月。前半はおなかのなかで、後半は外の世界で過ごす、という考え方があるそうです。おなかの中で、赤ちゃんはママの心臓の音や呼吸、歩くリズムといった、規則正しい音に包まれていました。
生まれて、色々な音がする外の世界に戸惑う赤ちゃんも、スリングでママにぴったりと抱っこされると、懐かしいリズムを思い出し、ほっと安心できるでしょう。そして、スリングでの優しいふれあいを通して、夜は一緒に眠り、昼間も一緒に過ごすことで、親子のあったかい時間が、ゆっくりと流れていくのです。
クワイエット・アラートネス

心もからだも、満たされて
赤ちゃんが、穏やかで心地よく、それでいて周りのことをちゃんと感じ取れている状態を「クワイエット・アラートネス」って言います。スリングに抱っこされている赤ちゃんは、いつもこの状態に近いと言われているんですよ。ママに優しく包まれている安心感(心の満足)と、おなかにいた頃のように楽な姿勢(からだの満足)が、赤ちゃんの五感を豊かにしてくれるのかもしれませんね。
新しい世界との出会い
「クワイエット・アラートネス」の状態で、ゆりかごのように抱っこすると、赤ちゃんはママの優しい笑顔を、すぐそばで、じっと見つめます。それは、赤ちゃんの見る力を育み、二人の絆をより深くしてくれる、大切な時間なのかもしれません。
そして、外の世界に興味が出てきたら、前向き抱っこで、広い視野で色々なものを見せてあげましょう。赤ちゃんのするどい感覚が、新しい世界をどんどん吸収していくはずです。
ピースリングが大切にしている、3つの「ない」

素敵な子育てという、かけがえのない時間をそっと支えたい。そんな想いから生まれた、私たちのものづくりの原点には、3つの「ありません」という約束があります。
1st NO! ベビーキャリーじゃない
赤ちゃんを「ただの荷物」のように考えてしまうのは、なんだか寂しい。だから、よくある抱っこ紐のように、運ぶことばかりを重視するのではなく、もっと自由で、あたたかい存在でありたいと思っています。
赤ちゃんの手足や頭の位置まで、まるで箱に詰めるみたいに決めてしまう窮屈な抱っこ紐ばかりが目につくのは、少し残念です。
もしあなたが、赤ちゃんをただ運べればいいと思うなら、ベビーキャリーやベビーカーという選択肢もあるでしょう。

心と心をつなぐ、架け橋
私たちは、ベビーキャリーとしてではなく、親子の「はじめまして」から始まる、大切なコミュニケーションを育むための道具として、スリングを考えました。
ベビーキャリーは、赤ちゃんが少しでも心地悪そうにしていても、動きを制限してしまうことで、大人がサッと移動できるかもしれません。でも、スリングは、赤ちゃんのペースで、抱っこを中断することもあるでしょう。その時こそが、言葉にならない気持ちを通じ合わせる、かけがえのない瞬間だと思うのです。
ママとパパの気持ちが、ちゃんと伝わる
赤ちゃんを抱っこしていると、その小さな動きがダイレクトに伝わってきます。「ん?どうしたのかな?」って、すぐに気づいてあげられます。
お腹が空いたのかな? オムツかな? 暑いかな?… そうやって、赤ちゃんのサインに応え続けると、赤ちゃんは「あ、わかってくれた!」って、大きな安心を感じてくれるはずです。そんな小さな安心の積み重ねが、抱っこされる喜びになり、一緒のお出かけを、もっと楽しいものにしてくれるでしょう。
「便利グッズ」じゃない
2nd NO! 便利さだけじゃない

慣れることから
スリングは魔法の布と呼ばれるけれど、決してママやパパの利便性や都合だけを考えるのではなく、なによりも親子のスキンシップを最優先にしています。
だから、簡単には使いこなせないかもしれないし、何度もショップに足を運ぶ必要があるかもしれません。 スリング に慣れることは、つまり赤ちゃんに慣れることとなり、結果的にコミュニケーションがうまくいくようになります。
スローライフの子育て
焦らず、のんびりと赤ちゃんと向き合うスタイル
例えば、赤ちゃんが居心地が悪くグズりだすと、自由な姿勢ができるスリングでは抱っこができなくなります。 そこで、いろいろと工夫をしてあげると、赤ちゃんは自分の気持ちが伝わったことに安心するようになります。
この安心感が自然と赤ちゃんをリラックスさせて、そのおかげで機嫌が良くなったり、簡単に寝かしつけることができたりします。
工場で生産しない

日本のものづくり
ピースリングは、日本ブランドとして世界に認められた高い品質が特徴です。
大切な赤ちゃんと一緒に着るために、生地の織りや染めを日本の伝統にこだわり、縫製は選び抜かれた職人によるものです。 生まれてすぐに「本物」に触れることが大切だと考えるPSLINGならではのこだわりは、その優れたファッションセンスとともにブランドの誇りでもあります。
医療コンサルタント
当社のスリング は医療機材コンサルタントが医療現場で開発したものです。
その構造や性能は、たんなる抱っこ紐や育児用品ではなく、医療機材としての専門知識が大きく反映しています。
例えば、リングの強度は2000kgを超える抗菌ステンレスを使用していますが、医療機材に使われる素材をもとに開発したものです。
お仕立てスタイル
伝統と品質への高いこだわりから、大量に生産することができないのが当社のスリングの特徴 です。
創業以来続けている「お仕立て」というスタイルは、海外のお客様にCustom Made Pslingとして大きく広がっていきました。ものづくりメーカーとしての誇りは、このスタイルを変えることはありません。
スリングの購入
オーダーメイド スリング
ピースリングは、2001年の創業以来、自社アトリエによるオーダーメイドのスリングをお届けしています。お宮参りや結婚式などのセレモニー用のスリングには、完全オーダーメイドでお応えしております。公式オンラインサイトでは、イージーオーダーの受注システムにより、リングのカラーとスタイル、肩仕様、サイズの調整などを承ります。
お仕立て直し
昔のスリングや譲り受けたスリングをお持ちの場合は、古いリングを使って「新しい生地」でお仕立ていたします。お仕立て料は、新品購入よりも30%オフとなり、たいへんお買い得です。
新ブランドのスモール・ピースニーでは、リングの再利用で新しいピースリングを作るリメイクサービスの他、思い出のつまったスリングをミニチュアにしてフレームにする「ミニチュア・スリング」や素材のリメイクをご提案しています。